「宝くじを買う=損」? そうとも言い切れない理由

こんにちは、あんにゅいです。

年の瀬の風物詩、年末ジャンボ宝くじが発売中です。

2019年の年末ジャンボ宝くじは1等・前後賞合わせて10億円を謳い、実に夢があります。

私は今年の年末ジャンボ宝くじは買いませんが、過去には何回か購入しました。

この、宝くじを買った買わないの話をしていると、ときに「宝くじは買えば買うほど損をするのだから、買う人は残念な人」と言い出す人がいます。

宝くじを買ったことのある私としては、「買う人は残念な人」というのがどうしても腑に落ちません。

 

金銭的には損をする

国内の宝くじの還元率(払戻率)は50%弱と言われています。

この記事ではわかりやすくするために、宝くじの還元率を50%とします。

還元率が50%ということは、半分還元される、つまり売上金の半分が買い手に戻ってくるということです。

具体的に言うと、300円の宝くじを1枚買ったとき、賞金として150円戻ってくることが期待できます。

これは、誰が、いつどこで、どのような買い方をしたとしても、賞金として期待できる金額150円という数字に変わりはありません。

「よく当たる宝くじ売り場」などが取り上げられたりしますが、これはジンクスのようなもので、「売り上げ枚数が多いんだからそりゃ当たりくじもたくさん出るよね」あるいは「当選率分母が大きいんだからそりゃバラツキもあるよ」で説明ができてしまいます。

宝くじを300円分買えば150円戻ってくるのですから、3000円分買えば1500円、30000円分買えば15000円戻ってくるということになります。

究極的に言えば、発売されている宝くじを全て買い占めれば、バラツキ無く買った金額の半分が戻ってくることが約束されます。

つまり、宝くじを買えば買うほど買い手のお金はどんどん減っていくということです。

冒頭で書いた「宝くじは買えば買うほど損」と言う人は、このことを言っているのでしょう。

ここまででしたら、私も納得できます。

 

宝くじは娯楽

宝くじは夢を見るためのものであって、楽しむためのものです。

まさか本気で「宝くじを買えば絶対儲かる、3000円が10億円になるんだからこれで俺も億万長者!」と心の底から信じて宝くじを買う人はいないでしょう。

そうではなく、「まず当たらないだろうけど、もし当たったらどうしよう、美味しいもの食べて欲しかったもの買って旅行も行って家も買っちゃおう!」という風に楽しい空想をしたり、手元のくじと当選番号を照らし合わせるドキドキを味わうという楽しみ方をしている人が殆どだと思います。

宝くじは投資手段としてお金を儲けるためのものではありません。

娯楽です。

カラオケに行ったり、映画を観たり、遊園地でジェットコースターに乗るのと同じで、楽しむためのものなのです。

 

娯楽に対してお金を払う

宝くじを300円分買うと賞金として150円が戻ってきますが、ではもう150円は何かと言いますと「楽しませてもらった分の料金」です。

映画館で映画を観ると2000円かかるとして、映画を観る人は納得して2000円を払っていますよね?

映画を観ておきながら、料金の2000円を払わない人はいませんよね?

宝くじも同様で、くじを手元に置くことで楽しい思いができたのですから、その対価を支払わないといけません。

賞金として150円、夢を見た分として150円、合わせて300円なのです。

この「夢」の部分に価値を一切感じることができないのなら、宝くじは紛れもなく「買えば買うほど損」です。

ですが、「夢」の部分に料金と同等、あるいは料金以上の価値を感じるのなら、宝くじを買うことを損だとは言えません。

「宝くじを買う人=残念な人」では決してないのです。

買い過ぎてしまうと「夢」の部分の料金が大きくなってしまいますのであまりお勧めはできませんが、無理のない範囲で、娯楽として楽しむつもりで買うのなら、宝くじの存在意義は大いにあると筆者は思います。