こんにちは、あんにゅいです。
近年、SNEP(スネップ)が社会問題化しています。
SNEPは無職で配偶者や友人がいない人を指す言葉です。
NEET(ニート)やひきこもりとも違い、SNEPは国内に推定162万人いるとされ、現代日本が抱える闇として知られているようです。
私は最近になってこのSNEPという言葉を知りました。
そして、「仕事をしておらず結婚もしていない」という定義は、まさに私にぴったりと当てはまるということに気付きました。
SNEPとは
SNEPとは、Solitary Non-Employed Personsの頭文字を取った略語です。
20歳以上59歳以下の在学中を除く未婚の無業者の内、普段ずっと一人でいるか、家族以外の人と2日連続で接していない人々、と定義されています。日本語では孤立無業者などというようです。
本来は40代以上の男性が陥りやすい傾向があったようですが、最近では女性や若者のSNEPも増えています。
SNEPとよく似た言葉に、NEET(Not in Education, Employment or Training)があります。
NEETは34歳以下と定義されていますが、SNEPは59歳以下まで含まれます。
また、NEETは失業者を求職活動の有無によって区分するのに対し、SNEPは友人知人などの対人関係の有無によって区分します。
私は自身のことをおっさんニートだと思っていましたが、年齢面でニートにはなりえませんから、スネップと言う方が適切であると知りました。
仕事無し
私は2018年10月16日現在、無職です。
統合失調症という精神疾患を抱えており、就業することができない状態です。
「病気の治療をすることが仕事」だと自分を誤魔化しながら生活していますが、無職であるという事実は曲げようがありません。
私の主治医は、私が「働いてみたい」と言うと難色を示します。私が就業することに対し、賛成してくれることは決してありません。
したがって、働こうにも働くことはできないのです。
私は障害年金を貰っていますから、もしも主治医に無断で働いてしまうと、障害年金の不正受給とみなされ最悪の場合国から障害年金の返還を求められてしまいます。
勤労は納税・教育と並ぶ、日本国憲法で定められている日本人の三大義務の一つですよね。
なので、「働かないのは人としてどうなのかな」という思いは常に心の中にあります。
しかし、だからと言って、がむしゃらにばりばりと働きたいわけでもありません。
私は元来怠け者気質なのです。
配偶者無し
私は独身で婚歴もありません。
10年以上前、精神疾患を抱える前は、お付き合いしていた女性がいたこともありますが、ことごとく破局していますし、そもそも遠い昔の話です。
結婚というものには縁の無い人生を送ってきており、きっとこれからもそうなのでしょう。
本心を言うのは非常にお恥ずかしいのですが、包み隠さずに申し上げますと一度でいいから結婚というものをしてみたかったな、と思っています。
しかしそれも叶わぬ夢でしょう。
精神疾患のある無職の男など、女性から相手にされる道理があるはずがないのです。
おそらく私は生涯未婚で終わるのだろうな、と思うと、言語に絶する寂しさを感じてしまいます。
友人無し
実は私には、友人はいます。
しかし「真の友人」と呼べる人は数えるくらいしかいません。
そして友人と遊びに出かけたり、食事に行ったり、お酒を飲みながら歓談するなどの機会は、月に一度あるかどうかです。
ですので交友範囲は狭く、人間関係は極めて希薄であると言っていいでしょう。
しかしながら「友人無し」としてしまうと、私の友人に対して失礼なので、少数ではありますが友人はいるということを書かせていただきました。
多くの友人に囲まれて、毎日のように友人と過ごし充実している人から見ると、私などはきっと寂しい人間に見えるのでしょうね。
考え方次第で幸せに
私はスネップです。
仕事はしていませんし配偶者もいません。友人もごく少数です。
現状ではスネップから脱出することは困難を極めます。
でも私にも持っているものはあります。
5000万円という少額ではありますが金融資産があります。障害年金という安定した収入もあります。
仕事はしていませんから時間は有り余っています。家族はいませんし友人も少ないですから自由もあります。
「あれも無い、これも無い」と、被害妄想に陥るのか。
「あれもある、これもある」と、幸せを感じるのか。
それは自分次第ではないでしょうか。
少なくとも私は、無いものを数えて不幸だと嘆くよりも、持っているものに感謝して前向きに生きる方が、建設的だと思います。そして、後者でありたいと思っています。
スネップだからといって、腐ったり卑屈になったりするのは嫌なのです。
かの相田みつをさんの言葉の中に、こんなものがあります。
「しあわせは いつも じぶんのこころがきめる」