【アニメ映画】『この世界の片隅に』を初めて映画館で観てきた

こんにちは、あんにゅいです。

12月に入り、「そういえば今月って『この世界の片隅に』の別バージョンが公開されるんだっけ」と同作品のHPをチェックしてみました。

するとトップに公開延期のお知らせが記載されていました。

公開延期自体は残念なのですが、ツイートを眺めていたら、地元の映画館で1週間限定で『この世界の片隅に (ヴィヴ・オーディオ5.1ch ~片渕監督監修ver.~)』が上映されていることを知ったのです。

居ても立っても居られなくなり、早速その映画館に行き鑑賞してきました。

ハッキリ言うとヴィヴ・オーディオが何なのか全くわからないのですが、自宅でしかこの作品を観たことがなかった私としては、映画館で観ることができて大変満足しました。

 

 

『この世界の片隅に』とは

『この世界の片隅に』は、こうの史代さんの漫画作品を原作としたアニメ映画です。テレビドラマ化もされていますね。

『君の名は。』と公開された時期が近いこともあり、何かと比較対象になったりしています。『君の名は。』の引き合いに出されるということは、同じくらい高い評価を得て注目された作品ということになると思います。

『この世界の片隅に』は戦争映画です。

しかし、「戦争とは悲惨なものである」ということよりは、「当時の日常や普通の生活」の方にフォーカスされています。

したがって、他の戦争ものの作品と比較すれば、テーマとしてはそこまでずっしりと重くはなく、どちらかと言うと元気をくれる作品だと私は思っています。

 

原作者・マンガ家 こうの史代さん
 「“昔の人は愚かだったから戦争してしまった。
 そしてこんな(貧しい)生活に”と片づけられるが、彼らは彼らなりに工夫して、幸せに生きようとしたということを、この作品で追いかけてつかみたいと思った。」

NHKのHPより】

 

『火垂るの墓』よりは気軽に観られる

戦争もののアニメ映画として、高畑勲監督の『火垂るの墓』があります。

『火垂るの墓』は「さあ思う存分泣いてください」という意図が見て取れる作りになっており、私は涙なくしては観られません。

『この世界の片隅に』を観ても結局は泣くのですが、そこには違いがあります。

『火垂るの墓』は鑑賞後ずしーんと重い気分になります。しかし『この世界の片隅に』は鑑賞後「明日からもしっかりと生きていこう」という前向きな気分になります。

ですので『火垂るの墓』を観る際には相当な覚悟が必要とされるのですが、『この世界の片隅に』はそれに比べればかなり気軽に観ることができます。

 

私は所構わず泣く

映画館で『この世界の片隅に』を観るということで、涙もろい私はハンカチ1枚では足りないと思い3枚用意して臨みました。

冒頭部分の幼少期のすずさんが渡し舟(?)に乗っているところから既に涙ぐみ、コトリンゴさんのオープニング曲『悲しくてやりきれない』が流れただけで、ぽろぽろと涙をこぼしてしまいました。

ハンカチ3枚で足りるのかと思いました。

なかなかの怪しいおっさんっぷりを発揮することができたのではないでしょうか。

 

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』にも期待

冒頭でも少し触れましたが、来年2019年には『この世界の片隅に』の別バージョンとも言える『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が公開されます。

公式HPを見ると、遊郭のリンさんにもスポットライトが当たるようなことが書かれていますね。

そこにすずさんや周作さんなどが絡んでくるのでしょう、きっと。

なんにしても、ファンとしては別バージョンが公開されるというだけで、色めき立ってしまいます。

別バージョンがどのような作品に仕上がるとしても、おそらく何度も観てしまうような気がしています。