こんにちは、あんにゅいです。
2018年Q2の時点からやろうやろうと思っていた、ウェルスナビへの投資金額を減額し投資信託の方を増額するということができました。そのことについて触れていきます。
なぜウェルスナビに投資したのか
ウェルスナビに限った話ではないのですが、ロボアドバイザーというのは投資初心者にとっては大変魅力的です。
投資初心者がインデックス投資を始めたいと思っても、その敷居は非常に高いものです。
自分のリスク許容度を考え、それに応じたアセットアロケーションを決定し、商品を選定して、実際に購入する。さらには定期的なリバランスも必要。慣れてくればどうということはないのかもしれません。ですが投資が初めてでこれらを全て自分でやれと言われると、二の足を踏んでしまうというのが正直なところです。
巷でちらほら見かける「1%という手数料は高い」という意見も、あまりピンときませんでした。例えば平均5%のリターンがあるとして、その内から1%をもっていかれるくらい別にいいのでは? と思ったのです。
ロボアドバイザーによるアセットアロケーションは、おそらく有効フロンティア上にあるかあるいはそれに近いところにあるのでしょう。
ところが自分で資産配分を決めても、もしかしたらそれは有効フロンティアとはかけ離れた位置にあるかもしれません。
もしもロボアドバイザーと同じリスクを取ったとして、自分で運用する方がロボアドバイザーよりリターンが1%(手数料)以上低いとすると、自分で運用する意味が無いのではと考えました。
そういった理由からロボアドバイザーに投資してみることにしました。
実際に運用してもらっているのを見て、もしも自分でもできそうだと思ったらそのときは出金してしまえばいいとも考えたのです。
二の足を踏んで機会損失を被るくらいならまずは行動に移してみようということです。
投資先としてウェルスナビを選択した理由は(ウェルスナビ以外にも投資していますが)、単純に国内最大手とされもっとも評判がいいなと判断したからです。
なぜウェルスナビを減額するのか
その前に、今回は減額です。全額出金ではありません。
この記事を書いている時点で当方は投資経験3か月に満たない駆け出しでありまして、ロボアドバイザーを完全に卒業するにはいささか不安が残るというのが理由です。
いずれはロボアドバイザーを卒業するとしても、なにも今じゃなくてもいい。まずは減額することで距離を置いてみようという考えです。
ロボアドバイザーを減額する最大の理由は、やはり手数料です。
ロボアドバイザーに手数料を支払うこと自体は嫌ではありません。ですが各社がインデックスファンドの信託報酬を引き下げる熾烈な競争を繰り広げている中、1%という手数料はやはり割高だと思うのです。
手数料がもっともっと安ければロボアドバイザーから出金するという手段は取らなかったかもしれません。
2018年Q2末現在、私のポートフォリオのロボアドバイザーが占める割合は78.4%です。
【参考記事】2018年Q2(4~6月)の投資実績を公開
ですから、そこから引かれる手数料は甚大となります。
ですがロボアドバイザーの割合を下げることで、手数料1%という数字は変わりませんが、資産全体で見れば相対的に手数料の割合が薄くなります。単純な計算で手数料の金額も少なくなります。
そのような理由でロボアドバイザーを減額することにしました。
今回ウェルスナビを出金のターゲットにしたのは、契約している4社の中でもウェルスナビに投資した金額がとびぬけて大きいからです。ウェルスナビの運用成績が悪いからといった理由ではありません。
実際に出金してみる
1500万円を出金する
まず、1500万円を出金してみました。
含み損を抱えたまま出金するのが嫌だったので、運用成績がプラスになっている状態を見計らっての出金依頼です。
出金依頼が確定してからETFが売却されるまでラグがあるため、売却されるまでの間にETFが値下がりするんじゃないか、円高になるんじゃないか、と冷や冷やしました。円高の方向に0.5円くらい動くことはざらにありますからね…。
もしそうなったら運用によるプラス分を一気に持ってかれてしまいます。今回はそのようなことはなかったので事なきを得ましたが。
1500万円の出金依頼なのになぜか1580万円分もETFを売却しています。これについては理由がよく分かりません。AIなりに判断した高度なアルゴリズムによるものなのでしょうか…。なにか理由があってのことなのでしょうね。
続いて300万円を出金する
続いて後日、300万円を出金しました。
なぜ1500万円と300万円に分けて出金したのかといいますと、最初は1500万円だけにしておこうと思っていたところ「この際だからもう300万円出金しちゃえ!」と思い直して追加出金したためです。そう、ただの勢いと思い付きです。かなり短絡的ですね…。
出金後のウェルスナビ画面
1800万円出金した後のウェルスナビのホーム画面がこちらです。
資産評価額が210万8847円なのに損益は+10万8847円ではなくなぜか-70円の評価となっています。
2000万円から1800万円を引いた200万円を基準に損益を評価するのかと思ったら、どうやら違うようですね。損益を確定した後の金額を基準に、新たに損益を評価するのですねきっと。
ちなみに今回利益が出ているのは、ETFの値上がりによるものではなく(むしろ下がっています)、為替差益です。為替って恐ろしいと思います。
それにしてもグラフがかなり寂しいことになっています。入金額の9割を出金したわけですから当然ですけれど。
続いてポートフォリオの画面です。
上が日本円、下が米ドルでのポートフォリオです。
米国株って世間での評判通り強いのですね。運用期間が2か月半程度ですから、それで各資産の優劣を語るのは早計過ぎるとは思いますが。
出金した1800万円で投資信託を購入
ウェルスナビから出金した1800万円で早速投資信託の購入手続きを行いました。
すでに所有しているファンドの金額バランスとの兼ね合いも考慮しながら、今回新たに購入したファンドとその金額は下記の通りです。
ファンド名 | 購入金額 |
---|---|
三菱UFJ国際 - eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 325万円 |
三菱UFJ国際 - eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 500万円 |
三菱UFJ国際 - eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 50万円 |
三菱UFJ国際 - eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 750万円 |
三菱UFJ国際 - eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 10万円 |
三菱UFJ国際 - eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 125万円 |
ニッセイ - <購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド | 20万円 |
ニッセイ - <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド | 20万円 |
先程も少し触れましたが、Web等を見ていますと米国株式が大変アツいらしいので、最近登場したeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を新規に購入してみました。設定日は2018年7月3日ですから、前回購入時にはまだ設定されていなかったのです。私、新しいものが割と好きなんです。ええミーハーです。
下図が追加投資後のファンド一覧とその内訳です。
先進国の株式、とりわけ米国の株式が良いという情報を意識した形になりました。
しかし先進国株式ファンドの中身の大半は米国株式ですし、バランスファンドにも米国株式が含まれます。しかもS&P500ファンドも買っていますから、ちょっと米国株式に偏りすぎでしょうか。
よくわかりませんが、しばらく様子を見て必要があればまた調整していきます。
今後の展望
今回ウェルスナビの資産を2000万円から200万円に減額できたのは大変良かったと思います。
しかし楽ラップの資産が2018年8月5日現在500万円ありますので、今後はこれを減額することを考えていきたいです。具体的にはウェルスナビ同様減額後の資産を200万円にするべく、300万円を出金する予定です。その300万円でまた投資信託を購入します。
できるならすぐにでも楽ラップの方も減額したいのですが、現在楽ラップでは含み損を抱えており損を確定するのを嫌うため減額できない状態です。
余談ですが、楽ラップでは入金以来損益がプラス域に入ったことがただの一度もありません。他の3社は浮き沈みを繰り返しながらもプラス域に入ったことがあるのですが。まあ、たまたまだとは思います。
将来的には契約している4社ロボアドバイザーを全て解約し、ロボアドバイザーを卒業したいと考えています。いつのことになるのかはわかりませんが、少しずつ進めていきます。