こんにちは、あんにゅいです。
金融関係の書籍や記事を読んでいると、「保険の見直し」の重要性について言及されることがしばしばあります。
保険は大切なものですが、あれもこれもと加入して備えすぎてしまうと、逆に損をするというものです。
今まであまり深く考えずに加入していた保険ですが、ふと思い及び、先日生命保険と医療保険を解約しました。
加入していた保険は4種類
私が加入していた民間の保険は、大きく分けると下記の4種類です。
- 生命保険
- 医療保険
- 自動車保険
- 火災保険(自然災害保障ありタイプ)
この内、生命保険と医療保険を解約しました。ちなみにどちらも掛け捨てです。
保障内容と掛け金
加入していた生命保険と医療保険の保障内容は下の画像の通りです。
ざっくり言うと死亡保障が450万円~1250万円、入院保障が日額1500円~6000円、通院保障が日額2000円~3000円というところでしょうか。
手術やがんの保障はありません。
掛け金は生命医療合わせて月額3400円です。年額にすると40800円ということですね。
保険に加入したきっかけ
生命保険、医療保険、自動車保険、火災保険、これら全ての保険は、私が若い頃に両親が入れてくれたものです。
しかし今から約3年前に両親が他界しました。
両親の亡き後、必要があれば名義を変えて、私が引き継ぐ形で保険契約を継続していました。
保険を解約した理由
しかしながら、それら4種類の保険の内、よくよく考えてみると必要の無い保険が混ざっていることに気が付いたのです。
それが生命保険と医療保険でした。
私は無職・独身・一人暮らし
私は統合失調症という精神疾患を抱えており、病気療養のため2018年10月6日現在無職の身です。
結婚もしてませんし、同居している家族もいません。
贅沢と言えば贅沢なのですが、両親が遺してくれた一戸建てに一人で住んでいます。
医療保険などに頼らなくても平気
私は無職で一人世帯なので、いわゆる住民税非課税世帯ということになります。
所得の低い世帯には住民税が課税されません。ここでは割愛しますが、住民税非課税世帯には様々なメリットがあります。
そして、日本には高額医療費制度という制度があります。
高額医療費制度というのは、月に一定以上の医療費がかかった場合、限度額を超えた分が無料か1%の負担になる、という制度です。
この高額医療費制度と住民税非課税世帯との組み合わせが非常に強力です。
住民税非課税世帯が高額医療費制度を利用した場合、ひと月当たりの自己負担上限額は3万5400円です。これを超えた分の医療費は無料になります。
さらに、年に4回以上高額医療費制度を利用した場合(多数該当といいます)、ひと月当たりの自己負担上限額は2万4600円になるのです。
この手厚い制度があれば医療費など恐れるに足りないでしょう。
もしも病気や怪我が思わしくなく、入院が長引いたとしても、医療費が例えば100万円に達することはそうそうないと思います。
ありがたいことに私には多少の金融資産がありますので、よしんば100万円が必要になっても、そのくらいの金額であれば保険などに頼らなくても自分で用意することができるのです。
ですから、医療保険は不要と判断しました。
生命保険は加入していた意味がわからない
生命保険にいたっては、加入していた意味が全くわかりません。
前述の通り私は独り身なので守るべき家族はいません。
私に万一のことがあったとしても、経済的に困る人間は誰一人としていないのです。
両親亡き後、なぜ生命保険に継続加入していたのかと、自問自答したくなってしまいます。
また、生命保険に加入するメリットの1つとして、生命保険料控除というものがあります。
生命保険料控除というのは、その年に支払った生命保険料の一定額が、保険料負担者のその年の所得から控除され、所得税と住民税が軽減される制度です。年末調整や確定申告で登場する概念ですね。
私は無職のため所得はありません。
障害年金は貰っていますが、これは嬉しいことに所得とはみなされません。障害年金は間違いなく収入ではあるのですが、所得ではないため課税の対象とはならないのです。非課税の収入といったところでしょうか。
したがって、所得の無い私にとっては、生命保険料控除は意味がありません。
無いものからは控除しようにもやりようがありませんよね。
なので、生命保険も不要と判断しました。
自動車保険と火災保険は残しておく
今回、生命保険と医療保険を解約しました。
ですが自動車保険と火災保険は解約するつもりはありません。
なぜなら、自動車事故を起こしたり火災に遭った時、金銭的に冗談では済まされないダメージを受けるからです。
保険というものは、それが起こる可能性が小さければ小さいほど、そして起こってしまった時の被害額が大きければ大きいほど、効果を発揮するものです。
自動車事故を起こしたり火災に遭う可能性はそれほど大きくないと考えますが、万一起きてしまった場合、計り知れないほど大きな金銭が必要となります。
こと自動車事故に関しては、自分の過失の度合い次第では億に届く額が求められる事態も想定できます。
これは、私ごときの金融資産で補填できるレベルではありません。
ですので、自動車保険と火災保険は必要と判断し、現状のまま残しておくことにしました。
しかし今回、生命保険と医療保険というぜい肉をそぎ落とすことができて大分スマートになれたので、気分はかなり爽快です。