こんにちは、あんにゅいです。
投資信託の種類のひとつとして、ファンドオブファンズがあります。
この記事では、ファンドオブファンズとはどのようなものなのか、そしてどんなメリットやデメリットがあるのか、書いていきます。
ファンドオブファンズとは
【ファンドオブファンズとは】
複数のファンド(投資信託)を組み入れて運用するファンド(投資信託)
そもそもファンドとは、複数の株式や債券に投資をする分散投資メリットを目指した商品です。
ファンドオブファンズは、複数のファンドにさらに分散投資をします。
それによって、通常のファンドよりも一段と高い分散投資メリットを享受することを目指しています。
日本ではファンドオブファンズは1999年7月に認められました。
ファンドに投資をするファンド
ファンドオブファンズのイメージ図です。
ファンドオブファンズの投資対象は、主にファンド(投資信託)です。
株や債券、不動産などに投資をしているファンドに、ファンドオブファンズがさらに投資をする形です。
個別株などへ直接の投資をすることはできない
ファンドオブファンズは、あくまでもファンドに投資をするファンドです。
ですから、個別の株式や債券、不動産などに直接的に投資をすることはできません。
ファンドオブファンズは、株式や債券、不動産などに投資をしているファンドに、投資をすることになります。
ファンドオブファンズのメリット
【ファンドオブファンズのメリット】
・通常のファンドよりも高い分散投資の効果が期待できる
・運用会社が独自の観点から組み入れファンドを選定してくれるので、投資家はわざわざファンドを選択しなくてもよい
ファンドオブファンズにはこのようなメリットがあります。
通常のファンドでも、複数の株式や債券、不動産に投資をするので、個別に各資産に投資するよりも、分散投資の効果は高いです。
そしてファンドオブファンズは、それらの複数のファンドに投資をするので、通常のファンドよりもさらに高い分散投資の効果が期待できます。
また、投資家が複数のファンドを保有したい場合、本来なら投資家が購入するファンドをひとつずつ自分で選択しないといけません。
ですがファンドオブファンズなら、ひとつのファンドオブファンズの中に複数のファンドが組み入れられています。
保有するファンドをどう構成したらいいのかわからない、投資初心者の方には、心強い投資商品と言えるでしょう。
ファンドオブファンズのデメリット
ファンドオブファンズのデメリットは、信託報酬が割高になりがちなことです。
ファンドオブファンズに組み入れられるファンドには、信託報酬と呼ばれる費用が発生します。
信託報酬は、ファンドオブファンズの投資対象のファンドごとに徴収されます。
そして、ファンドオブファンズそのものにも信託報酬は発生します。
つまり、投資対象の各ファンドの信託報酬に加えて、ファンドオブファンズの信託報酬も投資家が負担することになります。
ですから、ファンドオブファンズ全体の信託報酬は、割高になってしまいがちなのです。
信託報酬については下記の記事にまとめておりますので、参考になさってください。
【誰がいつ、どうやって支払いするの?】投資信託の信託報酬とは
ファンドオブファンズに投資をする前に、ファンドオブファンズの特性や、メリットとデメリットは把握しておきましょう。