インデックス投資で必ず通る道 株価暴落でのパニックへの対策2選

こんにちは、あんにゅいです。

インデックス投資をしていると避けては通れない必ずやってくる出来事、それが株価暴落です。

「暴落」の定義は人によって異なるので曖昧ですが、投資期間が長ければ「えーっ、こんなに下がるの!?」と感じる下落はしばしばお目見えするでしょう。

株価が下がっても慌てずにやり過ごせる方法を2つ、ご紹介します。

 

【1つ目】リスクを下げる- 暴落に備える

株価暴落時に狼狽してしまうのであれば、取っているリスクが高すぎる可能性があります。

あなたが耐えられる暴落の範囲(リスク許容度)を超えてしまっているのです。

ですから、高すぎるリスクを下げてあげれば、パニックにならずに済む可能性は上がります。

リスクを下げる方法は大きく2つあります。

ちなみにリスクを下げるのは、できればインデックス投資を始める前に行うのが望ましいです。

 

投資金額を下げる

想像してみてください。

「あなたの持っている全財産を投資に回したら、あなたは毎晩安心して眠ることができるでしょうか?」

ちょっと難しそうですよね。

株式市場は日本時間の昼間だけではなく、夜間も動いています。

暴落はいつ発生するかわかりません。

その恐怖におびえながら過ごす毎日なんて、嫌ですよね。

そしてこんな状態でもしも暴落がやってきたら、昼間は仕事どころじゃなくなりますし、夜だって眠れないとは思いませんか。

そうならないためには、投資している金額を減らせばいいのです。

もしも投資している金額が100円だけなら、それが50円になろうと、10円になろうと、別に構いやしませんよね。

投資金額が少なくなれば、その分、心にかかってくる負担も少なくなります。

ご自分がどれだけの下落に耐えられるのかをよく考えた上で、投資金額を決めるべきなのです。

 

債券などの安全資産の比率を上げる

投資金額を変えずにリスクを下げる方法もあります。

投資している資産(ポートフォリオ)の内、債券などの比較的安全と言われている資産の比率を上げる方法です。

株式を減らして、減らした分を債券に回すのです。

債券の比率が上がれば、もしも株価が暴落したとしても、債券分への影響は小さいので、資産全体でのダメージは小さくなります。

このダメージ軽減効果が、株価暴落時にパニックになる可能性を下げてくれます。

債券にも色々ありますが、リスクを下げるのが目的なら、日本国債券が良いです。

日本国債券はリターンは低いですが、その分リスクも低いので、リスク軽減効果は抜群に高いです。

さらに、日本円で日本国債券を買うわけですから、為替が変動するリスクもゼロになりますよ。

投資金額を下げるのではなく、この方法でリスクを下げるのも、もちろん有効なんです。

 

【2つ目】インデックス投資を理解する-心構え

個別株投資は、その会社の成長に投資をする方法。

ではインデックス投資は?

インデックス投資は、市場全体に投資をする方法、すなわち経済の成長に投資をする方法です。

経済が成長すれば、インデックス投資家の資産も成長します。

そして、経済は長い目で見れば今後も成長を続けていくとされています。

偉い学者さんたちがそう言っているのですから、信ぴょう性は、あります。

つまり、インデックス型の投資信託を保有し続けていれば、その価格は将来にわたって上がり続けていくことが、期待できるんです(約束はされませんが)。

私たち素人の一時のパニックによる「もうダメだ」よりも、偉い学者さんの「大丈夫だよ」の方が、信用できるでしょう?

だから、経済は成長し続ける(=株価は上がり続ける)と、理解して、信じて、売らずに持ち続けるという心構えをしましょう。

暴落することは確かにありますが、それは一時的なものであって、トータルで見れば結局は株価は上昇していきます。

あのリーマンショックの時だって、当時はこの世の終わりのような悲壮感が漂いましたが、その後は数年で見事に持ち直したんですよ。

 

「高く買って安く売る」本当にこれで退場するの?

投資で勝つには「安く買って高く売る」ことです。

それは誰だってわかっていますよね。

ところが、わかっているのにもかかわらず、現実には「高く買って安く売る」という、勝つ理屈とは真逆のことをしてしまいます。

その原因は、

  • リスクを取り過ぎて暴落時にパニックになってしまった
  • 暴落時の心構えができていなかった

この2点です。

言い方を変えれば、

  • 自分のリスク許容度に見合うリスクを取る
  • 暴落は一時的なものだと理解する

この2点を押さえておけば、暴落が起きたときにパニックになる可能性は格段に下がります。

せっかくインデックス投資を始めたのに、暴落にうろたえて、安値で手放して、やめてしまうのはもったいないことです。

「高く買って安く売る」

こんな退場の仕方はしないように、暴落への対策はちゃんとしておきたいものです。