こんにちは、あんにゅいです。
株価の値動きを表すチャートを見ていると、「移動平均線」という単語を目にすることがありますよね。
移動平均線は、将来の株の値動きを予想する際に、重要視されます。
この記事ではその移動平均線についてご紹介します。
移動平均線とは
①一定期間(5日間、25日間など)の株価の終値の平均値をグラフ化したもの
②相場のトレンド(上昇、下降など)を見るのに有効
③中期と長期の移動平均線がクロスする点が重要
移動平均線は、株価チャートではローソク足とともに表されることが多いです。
移動平均線の方向性や、移動平均線に対する株価の乖離から、売買の判断をします。
例えば5日間の移動平均線であれば、直近5日間の株価の終値の平均値を日々取っていき、それをつなげてグラフ化します。
【例】
当日の終値…120円
1日前の終値…105円
2日前の終値…90円
3日前の終値…100円
4日前の終値…110円
平均…105円
というように、直近5日間の終値の平均値を取ります。
この平均値を毎日取り、それをつなげたものが移動平均線です。
移動平均線が右肩上がりなら上昇トレンドで、右肩下がりなら下降トレンドと言えます。
【陽線と陰線】株価チャートに登場するローソク足の見方を解説
移動平均線の例
上昇トレンドの移動平均線
下降トレンドの移動平均線
移動平均線のクロスする点
中期の移動平均線と長期の移動平均線がクロスする点が重要と言われています。
このクロスする点は、相場の転換点を表すシグナルとされ、売買の投資判断をする基準のひとつとなります。
ゴールデンクロス
上の図は、中期(25日など)と長期(75日など)の移動平均線を示したものです。
この2つの移動平均線が交わる点が重要とされます。
上の図では、中期の移動平均線が、長期の移動平均線を、下から上に突き抜けていますよね。
このような場合、2つの移動平均線が交わる点を、ゴールデンクロスと言います。
ゴールデンクロスは、株価がしばらく低迷した後に現れる点で、株価が上昇に転じるサインと捉えます。
つまり、ゴールデンクロスは買いのシグナルです。
デッドクロス
この図も、中期と長期の移動平均線を示したものです。
ゴールデンクロスの時と違うのは、中期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に突き抜けている点です。
このような場合、2つの移動平均線が交わる点を、デッドクロスと言います。
デッドクロスは、株価がしばらく高値を推移した後に現れる点で、株価が下落に転じるサインと捉えます。
つまり、デッドクロスは売りのシグナルです。
移動平均線は、テクニカル分析の手法としてはとてもポピュラーです。
ゴールデンクロスやデッドクロスと併せて、押さえておきたい概念ですね。