こんにちは、あんにゅいです。
人は悲しくなると北へ行きたくなるといいます。
まあ別に、悲しくなったわけではないのですが、ふと思い立ち一泊二日で北陸へと一人旅に行って来ました。
旅のテーマは「北陸グルメ」です。
目次
一日目
まずは金沢おでんから攻める
金沢駅に降り立った私は目星を付けていた居酒屋に向かいました。
入店し席に案内されると店員さんに「お食事でよろしいですか?」と訊かれます。
私は質問の意味がわからず「???」となりながらも「はい」と答えました。
そして注文をしようと「えーと、生ビールを中ジョッキで。それからおでんを。。。」と言いかけると、店員さんは「え?」という顔をします。
あ、なるほどそういうことでしたか。
もう、それなら「お食事ですか? それとも飲まれますか?」って訊いてくださいよ。私わからないんですから。
これが有名な金沢おでんなのですね。
私が注文したのはたまご、大根、ロールキャベツ、梅貝です。
なるほど私の地元のおでんとは味付けが全く違います。馴染みのない味ですが、これはこれで美味しいです。梅貝のわたが濃厚な舌触りで特に絶品でした。
その後、ドジョウの蒲焼き、イワナの塩焼き、刺身の盛り合わせと攻め、ビールをお代わりしてしめました。
近江町市場で食べ歩き
ぷらぷらと近江町市場へやってきました。
鮮魚店が多いですね。
目がくらむような値段の加能ガニがずらりと並んでいます。
なぜか山陰地方で獲れるはずの松葉ガニも売られていましたが、野暮なツッコミを入れるのはやめておきましょう。
香箱ガニも売られており、この場で食べることもできるみたいです。
しかしズワイガニは今夜と明日、食べるつもりなのでここはカニではなく生ガキや生ウニを食べておきました。
とろける舌触りで、涙が出てくるほど美味しい。。。
海のある所は海産物の味が並外れていますね。私は山ばかりの所に住んでいるのでこういうのに憧れてしまいます。
市場を後にした私は、兼六園に行きぜんざいやお茶をいただきながらその風景を楽しみました。
香箱ガニに舌鼓を打つ
夕方、予約を入れていた料理屋に入りました。
そこでまず注文したのは香箱ガニです。
香箱ガニは雌のズワイガニで、せいこガニとも呼ばれます。せこいカニではないですよ。
内子や外子と言われる味噌や卵を持ち、その味わいは濃厚で旨味もたまりません。
初めて食べましたがそれはもう絶品でした。
お酒もいただきながら、香箱ガニの後、治部煮、白子のバター焼き、サザエの刺身、などと攻めてしめました。
夜はもちろんお楽しみの
香林坊・片町は金沢の紅灯の巷(?)という別の顔を持っているそうです。
なるほど見学に行ってみたらそれっぽいお店もちらほらありますね。
しかし優良なお店もあるとは思いますが、観光客をターゲットにしたトンデモ店もきっとあるでしょう。
その手は桑名の焼き蛤です。
なのですが、北陸に旅行に来た目的はグルメの他にこちらも含まれていたりします。
実はそういうお店を事前予約してあるんですよね。
こっちも意味でも北陸を味わいたい。そのような想いから夜のネオンの中に姿を消したのでした。
二日目
東尋坊の断崖絶壁
「こちらが東尋坊、東尋坊でございます。お降りの方ははよう飛び降りてつかあさい」
サスペンスドラマなどでよくロケ地になっている場所ですね。
近くで見ると迫力があります。臆病な私は足がすくんでしまいました。
それにしても冬の日本海は厳しい。。。そして寒い。
お腹も空いてきたので近くの水産店に入りました。
究極のズワイガニ、越前ガニに挑戦
これが究極のズワイガニ、越前ガニなのですね。
大きくて立派ですね。まあ、お値段も立派なのですが。
ズワイガニとしてはかなりお高いですよね。ブランド物なので仕方ないのですが。
それにしても表の下の方の、「皇室献上級」って。。。すごい。
もちろん私はただの名もなき市民なので、グレードとしては下の方のものを購入しました。
黄色いタグが本物の証ですね。
早速調理してもらい、その場でいただくことにしました。
越前ガニのお刺身です。見た目にも美しいですね。
茹でた身を味噌に和えていただきます。
こんな贅沢があっていいのでしょうか。
越前ガニを食べたのは初めてなのですが、やはり通販で買う冷凍物とは違いますね。
加熱してあるのに身も味噌も固まっておらず、舌触りは溶けるように軟らかいです。
味も繊細で。。。高い金額に見合った品質だと思いました。
行って良かった
突然思い立ち行った北陸ですが、大変満足しました。
現地の美味しいものを現地で味わう。これが旅の醍醐味のひとつだと私は思います。
また北陸に行きたいと思えましたし、きっとまた行くのでしょう。
まあ、旅行自体は北陸ではなくてもいいのですが。
来年もどこか攻めてみたいなあ。
帰りの新幹線の中で、そう想いを馳せたのでありました。