こんにちは、あんにゅいです。
信託報酬の安さで人気のあるインデックスファンドの一つに、三菱UFJ国際投信の『eMAXIS Slim』シリーズがあります。
この記事を書いている2018年10月19日時点ではeMAXIS Slimシリーズには10ファンドが設定されており、私はこの内の6ファンドを保有しています。
先日三菱UFJ国際投信からプレスリリースがあり、そのeMAXIS Slimシリーズに新規ファンドの『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』が10月31日付けで追加設定されるということを知りました。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とは
【『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』の設定についてより】
eMAXIS Slimシリーズには類似するファンドとして、『eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)』と『eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)』があります。
新規ファンドのeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と上記2ファンドとの違いは、日本を含み、均等ではなく時価総額比率で投資を行うという点です。
先進国・新興国・国内株式のファンドを単品で購入する必要が無く、かつ自分でリバランスをしなくても良いので、株式投資はもうこれ一本でいいという見方もできるかもしれません。
もちろん購入時や換金時に手数料はかかりません。
ネット証券会社のSBI証券と楽天証券での取り扱いとなるようです。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)との比較
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のライバルファンドとして、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(通称:楽天VT)が思い浮かびます。
両者を比較したものが下記の表です。
ファンド名 | 信託報酬(税込) | ベンチマーク |
---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.15336% | MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.2296% | FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス |
信託報酬の比較では、eMAXIS Slimが0.15336%、楽天VTが0.2296%となっており、eMAXIS Slimに軍配が上がります。
さらに楽天VTの実質コストはおおよそ0.5%だということが判明しているようです。
eMAXIS Slimの実質コストはまだわかりませんが、楽天VTの実質コストが割高であったことを考慮しますと、実質コストの面でもeMAXIS Slimの方が有利だという可能性があります。
両者で投資対象(ベンチマーク)も異なるのですが、これは一概にどちらが優れているとは言えません。
違いを端的に言いますと、MSCIは大型株が中心で、FTSEには小型株も含まれる、ということです。
つまりFTSEの方が銘柄数が多く、より分散投資されている、ということになります。
100万円分購入する予定
今回、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が新規設定されることになりました。
私は今現在、楽ラップに100万円の出金依頼をしていて、その100万円が入金されるのを待っている状態です。
入金されたらeMAXIS Slimの先進国株式ファンドを買うつもりでいたのですが、思い直して新規設定される全世界株式(オール・カントリー)の方を購入することにしました。
新しいものにすぐに飛びつくのはやや短絡的かなと自分でも思います。
ですが一般的に高評価されているeMAXIS Slimシリーズに程度の低いファンドを加えることで、ブランドに傷が付いてしまうような真似はしないだろう、という楽観的な見方を私はしています。
今の時点でどのファンドを買い付けるのが正解だということは言えないはずなので、それはそれで悪くはない選択なのかな、と思っています。