こんにちは、あんにゅいです。
ある日近所の銀行に行ったときの、私とそこの副支店長が取ったやり取りについて書いていきます。
銀行に行く必要がある
資産運用を始めたその日、2018年5月某日のことです。
私は近所の銀行に入りました。
いつもは入り口付近に設置されているATMにしか用の無い私ですが、この日はずんずんと中まで入って行きました。
なぜなら、窓口で手続きをする必要があったからです。
必要な手続きとは振り込みのことです。
資産運用を開始するのにあたって、証券会社やロボアドバイザーに入金をする必要がありました。
少額ならばATMで事足りるのですが、動かす金額がやや大きいためATMでは間に合わなかったのです。
振込用紙に記入する
証券会社とロボアドバイザーに入金すべく、私は入金先が書かれたメモを広げて振込用紙への記入を始めました。
するとそれを見ていた窓口のおばちゃんが私に近づいてきました。
おばちゃん「お振込みですか?」
私「ええそうです」
おばちゃん「ATMの方が手数料も安くて簡単ですよ」
私「ちょっと額が大きめなので」
おばちゃん「おいくらくらいのお振込みですか?」
私「えーと、、、今日は2500万円くらいですかね」
おばちゃん「(オーバーアクションをとりつつ)そうでしたか、失礼しました」
おばちゃんはそう言いながら窓口の方に戻り、奥の方で何やら偉そうな男性の銀行員とヒソヒソと話をしていました。
この時点で私は嫌な予感を全身に感じていましたが、そのような想いはおくびにも出さず振込用紙への記入を終え窓口のおばちゃんのところに持っていきました。
おばちゃんは私にこう尋ねました。
おばちゃん「失礼ですが、こちらのお振り込みをする理由は何でしょうか?」
事務手続き上の質問なのでしょうが、私はこういったことに慣れていないためあまりいい気分はしません。
私「ええと、資産運用です」
私がそう答えると、おばちゃんは「少々お待ちください」と言い、先程の偉そうな男性の銀行員のところに駆け寄って行ったのでした。
副支店長登場
おばちゃんと偉そうな男性の銀行員が、時折こちらを見ながら話をしているようでした。
この状況はもはや、嫌な予感がするどころの騒ぎではありませんでした。
案の定偉そうな男性の銀行員がこちらに向かって歩いてきました。
そしてわざわざカウンターのこちら側にいる私の横まで来て、「こんにちは。わたくしこういう者ですが」と言いながら名刺を渡してきました。
その名刺の肩書きには、副支店長と書かれていました。
馬鹿にしているのかな
副支店長がこの後言ってくるであろうことは大体予想がついていましたが、私は「はあそうですか。こんにちは。」と惚けた返事をしました。
副支店長「このウェルスナビというのは最近の流行りのようですね」
私「そうなんですか」
副支店長「狙い目なんですか?」
私「わかりません」
私はわざとつれない返事をしました。
副支店長はそんなことにはお構いなく話を続けます。
副支店長「銀行預金でしたら金利は低いですが確実にお金が貯まりますよ」
私「いや預金は結構です」
私のその返事に副支店長は少しムッとした様子でした。
副支店長「積立預金という方法もございます。例えば月に5万円を積み立てると5年で300万円になるんですよ」
私は、そんなの当たり前だろうと思いました。
それは「5(万円) × 12(ヵ月) × 5(年) = 300(万円) なんですよ」と言ったようなものです。そんな計算は小学生でもできます。わざわざ教えてもらう必要は私にはありません。
段々と馬鹿にされているような気がしてきて、ハッキリ言ってイライラが募りました。
私「申し訳ないんですが私、自分で資産運用をしてみたいんですよね。預金とかじゃなくて。経験は無いですが、金融について勉強もしてみたいんです。」
私は初めて台詞らしい台詞を口にしました。
思っていることを正直に言えば、わかってもらえるかもしれないと考えたのです。
しかし副支店長は私の意に反してこう切り返してきました。
言い放ってやった
副支店長「経験は無いとおっしゃいましたけど、本当に大丈夫なんですか?」
私は、「本当に大丈夫なんですか?」とはどういう了見だと思いました。大きなお世話もいいところです。
副支店長の思惑は、自店の商品を買ってほしいということなのでしょう。それは百も承知ですが、私にはこの銀行の商品を買うつもりは毛頭ありません。預け入れているお金をATMで自由に入出金できさえすれば、日常生活では特に困ることもないのでそれでいいのです。
イライラが最高潮に達した私は、副支店長にこう言い放ちました。
私「いやあ、余ってるお金で遊ぶだけですよ」
副支店長は一瞬固まりましたが、すぐに我に返った様子で一言、「お羨ましい」と言い、それ以上私につきまとうことはありませんでした。
そして振込手続きを終えた私は、まだバクバクと動く心臓の鼓動を感じながら、銀行を後にしたのでした。
さすがにあれはちょっと、言い過ぎだったかな、と思っています。