こんにちは、あんにゅいです。
日経平均は今月に入ってから年初来高値を更新したものの、その後ズルズルと後退しました。
もう、今月はズタボロです。
指数が下がるということはインデックスファンドの時価も下がるということで、私の保有ファンドも先日ついに含み損が200万円を超えました。
しかし、私はファンドを売却するつもりは今のところありません。
そもそも狼狽なんてしていない
当ブログでは私は「インデックス投資で儲かった、損した」という記事を書くことがあります。
それは、当ブログは投資に関するブログなので、実践記として、記事のネタのひとつして、事実を発信したいからなのです。
「相場が下がった、どうしよう」と、オタオタしているからではありません。
そりゃあ、資産が減ったことが全く悲しくないと言えば嘘になりますが、インデックス投資をやめたいという程ではないです。
それに200万円の含み損とは言っても、割合で言うと5%強程度のマイナスです。
債券が少なめの私のポートフォリオは、リスクはかなり高いと自分では思っています。
高いリスクを背負っているのですから、大暴落発生時に例えば資産が半分以下になる事態も想定しないといけないでしょう。
資産が半分以下になることを許容したはずなのに、5%程度の下落でいちいち狼狽していたら、インデックス投資など成り立たないと思います。
パチンコで言うところの「期待値欠損」でしょ?
長い目で見れば株価は上昇していくものだと思うのですが、一時的には下落することもあります。
この現象を、パチンコで言うところの「期待値欠損」だと私は解釈しています。
期待値欠損とは「理論上の収支と現実の収支のマイナス方向への乖離」のことです。
例えば、計算上は2万円勝てる台で稼働したのに、現実は5万円の負けだった場合、「7万円の期待値欠損をくらった」という風に使います。
大数の法則(たいすうのほうそく)といいまして、一日単位の稼働では上にも下にも大きくブレるパチンコも、長い目で見れば計算通りに落ち着く方向に進んでいきます。
しかし私のパチンコ生活のある1年を抽出すると、年間の期待収支はプラス500万円だったのに、実際の収支はプラス300万円だった、という年があります(わかりやすくするために大雑把な数字にしています)。
この年の期待値欠損額は200万円ということになります。
その200万円という数字は、現在の保有ファンドの含み損200万円と同じです。
パチンコとインデックス投資は同じものだと言うつもりは決してないのですが、似ている部分はあろうかと思います。
パチンコで期待値欠損を被ると本来は非常につらいものがあります。しかし日常茶飯事なことでもあるので、いつしか期待値欠損が発生しても動じないようになりました。
転じて、インデックス投資で指数が下がっても、「あーあ、また下がったのか」くらいにしか私は感じません。
この、株価下落に対する耐性は、もしかしたら長いパチンコ生活の中で培われたものなのかもしれません。
むしろ上ブレが楽しみ
金融の世界ではリスクという言葉は、マイナス方向へのブレだけではなく、プラス方向へのブレも指すと私は認識しています。
ということはつまり、私は高いリスクを背負っているので、保有ファンドがプラス方向に大きくブレる可能性もある、ということになると思います。
もちろん長い目で見ればプラス方向へのブレはマイナス方向へのブレと相殺されるとは思います。
しかし瞬間的には、プラス方向へのブレは嬉しいものではないでしょうか。
パチンコで、期待収支プラス2万円の台で10万円勝ったら、「8万円もーけ」という気分になりますよね。
理論上は2万円しか勝っていなくても、10万円勝ったというのが事実なのです。
インデックス投資でも、その「得した気分」を味わう日が来るのを楽しみにしたいと思います。
たしか投資の世界では「稲妻が輝く瞬間」と表現するのでしたっけ。私は体験したことはありませんが、きっと気持ちいいのでしょうね。